趣味を仕事にすること

趣味を仕事にしたい!
物理学がおもしろい!研究者になりたい!
そういう熱い気持ちで挑んだ修士課程.
見事にぼろぼろになり,自信を失った26歳です.(修士号はとれました.不登校にならなかった自分をほめています.)
 
 
そんな後半が非常につらかった修士課程で,修士論文を執筆しながら「趣味を仕事にすることの難しさ」について考えてた.そんなこと考えてないで修論執筆しろよって感じだけど.
もうつらくてつらくて...笑
 
趣味を仕事にするって話についてはネットで調べると,賛成と反対の意見が五分五分くらいで出てきたようにそのときは感じたなあ.
 
趣味を仕事にするべき!人生の大半の時間は仕事をしているのだから趣味と仕事が一致していたらこれほどいいことはない!!
 
趣味は仕事にしてはいけない!仕事にしたとたんに趣味が嫌いになってしまう!!
 
って,どちらも正しいんだろうなあ,って思って,でもどちらも正しいってことはどういうロジックなの?って考えたことを以下に書いときます.(文章を書き直すの面倒なので,とりあえず当時メモしてたまま,のせちゃいます.)
 
 
 
 
趣味は自己満足.楽しければ良い.サーフィンをしていて,となりの人よりうまかろうが下手だろうかどうでもよい.ただいい波に気持ちよくのれた.それだけで満足.
 
仕事は他人からの評価で決まる.自分が楽しいとかうまくいっていると思っているだけではいけない.自分が成果を出していると考えていても,それを評価するのは周り.周りの評価を気にしないと出世などは難しい.
 
趣味を仕事にした場合,今まで自己満足だけで,やってこれた趣味は会社(他人)からの評価にさらされる.このとき,自分の基準と社会の基準っていう視点からみると大きく分けて以下の三通りに分類できる.
  1. (自己満足の基準)>会社の基準
  2. (自己満足の基準)~会社の基準
  3. (自己満足の基準)<会社の基準
 
1の場合
自分で楽しいと思いながらやっているだけで会社からも評価され,楽しくて仕方がない.おそらく売れているアーティストとか研究者とか各業界のトップはこのパターンが多いと思う.好きこそ物の上手なれ,やっぱり好きなことには努力できる.さらにその努力が周りからも認めてもらえるならば最高では!?
 
2の場合
楽しくてやっていたはずなのにときどき使命感に追われつらいと感じることがある.ただやっぱり楽しいと再確認できることも多くあり.生き甲斐を感じられる.趣味を仕事にしてよかったなと思えるはず.
 
3の場合
楽しくてやっていたはずなのに全然うまくいかない.好きだったはずなのにぜんぜんうまくいかなくて,やることさえもおっくうとなってしまう.趣味を仕事にするのは間違いだという説はこの環境の人からうまれたのでは?
 
 
はーん.こう分類してみると,趣味を仕事にしたほうがいいという意見とそれはダメだという意見が両方成り立つ理由がはっきりしたなあ.
 
ま,てんで間違っていて他のロジックなのかもしれないけどねえええええ.