大学時代に打ち込んだ事

高校時代に打ち込んだことの続き.

(正確には浪人時代が抜けているけど,それはまたのちほど.)

 

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大学時代に打ち込んだこと.  

それは「勉強」

 

二年間つき合って築いた彼女との信頼関係もちょっとしたことで,なくなってしまった.

彼女ばかりかまっていたら男友達も離れて行ってしまった.

勉強もしていなかった.

 

(ちなみに今では友達とは関係が修復して,当時の親友は今でも親友です.よかったよかった.)

 

何も持っていないような絶望感.

何か裏切らない物を身につけたい,って焦っていたんだと思う.

 

だから裏切らないだろう「勉強」に打ち込む事にした.

 

軽く人間関係恐怖症だったのかもしれない.サークルもなじめない.人となじめない.

 

勉強は楽しかった.

 

どんどん知識を吸収していくし,どんどん難しい計算までできるようになる.

大学の授業も予習したら,目立てるし,よくわかる.

 

一番おもしろいと感じた力学の授業では,課題の点数が非常によくて,先生と仲良くなって物理学がどんどん好きになって行く.

 

「あれ,おれ本気だしたら,けっこう勉強できるんじゃね?」

 

浪人して,東大にも行けなかったのは,単に時間が足りなかっただけで,実は自分はとんでもなく頭がいいのではないかと思い始めていた.

 

でも,それと同時に,物理学が本当に楽しかった.

 

なんで,空が青いのか,なんで,熱が伝わるのか,電流はどう伝わるのか,いろいろな疑問の答えが書いてある.理解できるようになる.

難しく見えていた数式や理論もひとたび理解してしまえば,すごく受け入れやすい簡単なものに見えてくるのが不思議でくせになった.

初めて,夢中で本を読んでいたと思う.

 

本当に夢中だった.

だから,機械学科を専攻していたけど,自分でも図書館で本を借りて物理学をどんどん学んで行った.

物理を勉強するセミナーにも参加して,仲間を作って自主ゼミを開いて,物理学科に入ってもついていけるように休日も毎週,物理学を勉強していた.

 

物理学を学んでいると流体力学などで出てくる概念とか数学もすぐに理解できるし,本当に物理学は役に立つなあ,と思いながら,こんなに役に立つならやっぱり大学院では物理学科で研究しようと決心をかためた.

 

そうして,大学院では物理工学専攻に入学することが決まった.

機械学科での成績もよかったため,double majorしたようで自分の中で,ほこらしかった.

 

人生で初めて,4年間もの長い時間あきずに取り組んだ経験から,すこしプライドが削られて丸くなったように思う.