読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Surphy’s diary

Surphyとは,SurfingとPhysicsを組み合わせて作った言葉です.気に入っています.サーフィンと仕事を中心に考えた事などを表現していこうと思います.

大学院での不登校(理工系のケース)

大学院で不登校になりかけた経験もあり,不登校というと他人事ではないし,自分でもいろいろ調べたり考えたりしたので,理系大学院での不登校の実情を自分なりにまとめてみようと思う.
(主に研究室に配属されたあとの不登校についてまとめている.)
 
 
◆理系学院での不登校の割合は?
 
身の回りだとだいたい5%くらいか. 
 
この割合は専攻によって大きく異なる.
学問として難しい専攻ほど,割合は大きくなる傾向があるように見える.
(基本的に,自信をなくし,自分が無価値な人間であると思い込むことによって,不登校になるというパターンだと思うので,難しい分野で起こりやすいと思っている.難しい分野の代表は理学部物理学科や数学科だろうか.)
 
 
自分の同学年では,知る限りでは
 
大学(機械系)では,160人ほどいる中で,2人
大学院(物理系)では,60人ほどいる中で,3人(実家で休養の2人,中退1人)
 
と,身の回りでも不登校というのは割と身近であった.これに同学年以外を含めるとその数は軽く2,3倍にはなるはずだ.
 
またまとめていて気づいたが,なぜか機械系はあまり目立たない人が不登校になり,
物理系は周りに優秀だと羨望のまなざしでみられる人が不登校になっている事が多い.
 
 
 
◆なぜ不登校になるのか?
 
なぜ不登校になったのかは,本人しかわからないと思う.
ただ自分の経験も考えると,自信を喪失したために不登校になったのだと思う.
 
実際に見てきたケースを紹介する.
 
・負けを知らずに来た優秀タイプ
・特に優秀というわけではなく強いコンプレックスを持っている人(?)
という人が不登校になっていたように思う.
 
 
 
ケース1 Aさん(物理系,超優秀タイプ)
院試を非常に優秀な成績で突破し,希望の研究室に配属される.その研究室は優秀な人が集まる研究室で,研究室内での競争も相当激しいようだ.Aさんは博士課程をめざし,お金ももらっていたと思う.つまりお金をもらう権利も専攻内で勝ち抜き手に入れたということだ.ただM1の夏すぎあたりからちらほらと姿を現さなくなって結局,そのまま復活する事ができていないようだ.当然修士号もまだとれていない.
(ここからは勝手な推測)
Aさんは非常に優秀であまり負けることを知らずに生きてきたのかもしれない.ただ,配属された研究室の同期は院試1位の超優秀な人であり,自信を失くしてしまったのかもしれない.他にも指導者がいないなどの理由もあったかもしれないが,詳しいことは知らない.
おそらく環境を変えて復活すれば,その優秀さをもってどんどん出世するのだろう.幸せになることを願う.
 
 
ケース2 Bさん(物理系,頭よい)
卒業研究で賞をとるなど,少なくてもいい環境であれば能力を発揮し,すばらしい成果を上げるような人だ.修士から研究室を変わり,そこでの人間関係に悩み,修士号をとったあとに博士課程進学を蹴って中退した.研究室選びが重要であるということが言えるだろう.おそらく彼にとっていい環境が整っていれば博士課程までスムーズにいってただろう.ただ頭がいい分,泥臭い努力が少し足りないところもあるかもしれない.
 
 
ケース3 Cさん(機械系,コンプレックスが強い)
二浪しており,それを周りに隠している.隠しているどころか一浪だと周りにいっている.だましている.何がそこまでさせるのだろうか.それはおそらくコンプレックスだ.
ただ家系はほとんどが東大のようであった.特に姉は東大に現役合格しており,比べられながら育ったのかもしれない.
そんな彼はTOP製鉄会社に内定をもらうも,修士課程の研究を途中で投出し,卒業できなかった.それも私立の機械系の修士研究など,適当にまとめれば内容がなくても卒業させてくれるのにだ.
 
 
 
 
不登校になったらどうするか?
 
一言で言えば,「原因を考え,対処する.」だが,原因がなにか特定することは,不登校に陥った本人の精神状態では困難だと思う.
 
なので,難しく考えず,環境をかえて,新しい事に挑戦し,自信を取り戻すのがいいと思う.
すぱっとどこかに就職するなど.
これは怖がらずに大学の就職担当の方に相談をすることで道を開いてくれる.
(自分から動かない限り何もしてくれないことに注意.なんとか気力を振り絞り,自分の弱さをみせ,すがるのだ.)
 
何十年も不登校になったドクターたちを見てきた就職担当の方がいうには,一度自信をなくしたやつは十中八九,ドクターをとることができないらしい.
一度復活したように見えてもまた同じように不登校になるというのだ.悲しいけど,この経験則は知っておいた方がいい.